趣味で何かを作り上げることが好きだと言う人は大勢いますが、そういった趣味の中でも奥が深いという理由から、特に人気の高いものの一つが自作ジオラマ制作です。自作ジオラマは、自分の目で実際に、また写真やテレビで見たことがある風景や、自分のイマジネーションの中にある情景などを立体的な形で表現するものなので、想像力と共に表現のための技術も必要になります。そういった自作ジオラマの基本的な技術の中でも、難しいけれど特にこだわるべきだと言えるもののが塗装です。
自作ジオラマ制作においては、模型などを作ってその配置を考えることが大事なのは確かですが、いかに精巧に作った模型を上手に配置したとしても、塗装がいい加減ではリアリティを欠いてしまうことになるでしょう。
使用する絵の具の種類をできるだけ豊富に用意し、また筆だけではなくエアブラシなど色々な器具を利用して、現実の色や自分にイメージの中の色にできるだけ近づけたり、影を付けて立体感を出したり、さびなどの汚れを加えることで、建物などが作られてからの時間の経過を表現したりすると良いでしょう。