自作ジオラマの基本!ベースはどうやって作るの?
自作ジオラマの基本の技術で作れるガレージ
何かを自分の手で作り上げるという行為は、やりがいが感じられるとても素晴らしい趣味になるため、多くの人が自作ジオラマの制作に意欲を燃やしています。またそれまでは趣味がなかったという大人世代の人が、ある程度自由に使える時間やお金ができて、自作ジオラマの世界に入門することも珍しくないでしょう。
自作ジオラマは現実にある風景だけではなく、想像上の風景も表現できるというのが楽しさの一つですが、この趣味を始めたばかりの初心者にとっては、やはり前者のタイプの方が作りやすいでしょう。中でも基本の技術で作りやすいため、特に初心者向けと言えるのがガレージのジオラマです。
ガレージであれば、自動車や鉄道といった乗物の模型は数多く販売されているので、それらを使用することにより初心者でもある程度の完成度を実現させやすいと言えるからです。また背景として製作するのが建物の中ということで、リアリティを出すのに手がかかる自然物を配置する必要が無いというメリットもあります。
自作ジオラマで使う基本的な人形
自作ジオラマの大きさにもよりますが、基本的には人形は専門ショップで買う方が楽です。1.5cmくらいの小さなものから販売されていますのであまり自作ジオラマとのバランスに悩むことはないでしょう。アクリル絵の具を使えば塗装もできますし、削ったりパーツを組み合わせることでさまざまなパターンを作り上げられます。
ちなみに市販品はあらかじめ塗装されているものから形成色のまま未塗装のものまで揃っています。こだわりが無ければオプションパーツである人形を作るのは後回しにし、ジオラマの基本である背景部分に力を入れた方がいいでしょう。
とはいえ、100パーセント自作ジオラマを求めるのなら、いずれは人形も自作するべきなのかもしれません。基本的には紙粘土で形成するのがお手軽ですが、極細の針金で骨組みを作ってパテで肉付けする方法もあります。サイズが小さいものほど肉付けしていくよりパテを削り出して形成する方が楽に作れます。
本物そっくりの自然や街並みを再現するジオラマ。初心者からすると何でできているのかわからないと思いませんか?ここでは自作ジオラマを作る際に一番最初に必要となる、ベースとなる基本的な素材を見ていきましょう。まず、地面は、板の上に紙粘土などを敷き詰め、凹凸をつけることによって再現します。
また、草を生やしたい場合はスポンジ状の丘陵地や坂道などの起伏のある土地を作りたいならば、発泡スチロールやスタイロフォームといった軽い素材を必要な大きさに切って利用します。この場合も、必要に応じて粘土などで自然な凹凸をつけます。これらの素材の上に塗装をすることによって、リアルな地面を再現できるのです。
また、本物の石も素材になります。鉢底石を使ったり、自分で程度な大きさの石を拾ってきて利用することで岩場や砂利道まどを再現することができます。また、自作ジオラマの初心者は模型店などに売っているキットを利用するのもお勧めです。